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通信制高校への転入・編入。
時期と手続き、単位引き継ぎ

「今の学年の途中でも、通信制高校に移れるのか」。全日制から不登校が続く中で、多くの保護者がまずここでつまずきます。結論から言うと、単位は原則引き継がれ、転入なら随時受け付けている学校も多くあります。転入と編入の違い、単位の扱い、学年が遅れないための動き方を整理しました。

公開: 2026-09-15 最終更新: 2026-09-15 執筆: KOYA(コヤ)

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転入と編入、何が違うのか

通信制高校に移る方法には「転入学」と「編入学」の2つがあります。転入学は、今の学校に籍を置いたまま、在籍中に別の学校へ移ること。編入学は、一度退学した後にあらためて別の学校へ入り直すことです。籍が残っているかどうかが分かれ目で、どちらに当てはまるかは今の状況で決まります。

実務上の違いとして、転入学のほうが単位を無駄にしにくいと言われます。編入学は退学が先に立つため、退学した時点までの単位の扱いが学校によって異なることがあるからです。迷っている場合は、退学届を出す前に、検討している通信制高校へ一度相談しておくと選択肢が広がります。

この記事で書くこと・書かないこと
転入・編入の時期や必要書類は学校によって大きく異なります。この記事では「何を確認すればいいか」という共通の観点を整理し、学校ごとの具体的な締切や金額は資料請求・公式サイトで確認する前提で読んでください。
転入相談も、資料請求から始められる。 転入・編入の相談窓口を持つ学校なら、単位の引き継ぎについても早い段階で相談できる場合があります。N高の転入相談・単位引き継ぎを資料で確認する(無料)→

公式サイトに移動します。資料請求・体験の申し込みは内容を見てから決められます。

単位はどう引き継がれるか

高校卒業に必要な単位数は、学校教育法施行規則により74単位以上と定められています。これは全日制でも通信制でも共通です。転入・編入のいずれの場合も、すでに取得している単位は原則として新しい学校に引き継がれます。

注意したいのは、多くの全日制高校が採用している「学年制」の仕組みです。学年制では、1年間の授業を修了することで単位が認定されるため、年度の途中で転出すると、その年度分の単位は原則として未取得扱いになります。一方で通信制高校の多くは「単位制」を採っており、科目ごとに取得済みの単位を積み上げて卒業を目指せます。

転入学編入学
タイミング在籍中に移る退学後に入り直す
必要書類の一般例在学証明書・学籍/就学状況証明書・成績/単位取得証明書学籍/就学状況証明書・成績/単位取得証明書
単位の引き継ぎ取得済み単位を引き継ぎやすい学校により扱いが異なる場合がある
受付時期随時〜相談可の学校が多い(要確認)募集時期が決まっている学校が多い(要確認)

証明書の発行には、学校によって数百円程度の手数料がかかることがあります。前籍校に単位修得証明書の発行を依頼する準備をしておくと、転入先とのやり取りがスムーズです。

年度の途中でも動けるか

結論として、動けます。ただし学校によって受け入れ時期が異なります。公立の通信制高校は4月入学のみとしているところが一般的です。私立の通信制高校は4月・10月入学を受け付けている学校が多く、ネットコース中心の学校では転入を随時受け付けているところもあります。編入学については、学校によって年に複数回(4月・7月・10月・1月など)の受け入れ時期を設けている例があります。

時期が学校によって大きく違うため、この記事では断定した締切を書きません。「今からでも入れるか」は、検討している学校に資料請求または直接問い合わせて確認するのが確実です。

公立・私立という違いも、時期を考えるうえでの目安になります。公立の通信制高校は自治体の年間スケジュールに沿って運営されるため、受け入れ時期の柔軟性は相対的に低めです。私立は学校ごとに独自の年間計画を持っているため、4月・10月以外にも受け入れ枠を設けている学校があります。「公立にこだわらなければ選択肢が増える」という点も、頭の片隅に置いておくと動きやすくなります。

焦って決めなくていい理由。取得済みの単位は原則引き継がれるため、「今すぐ動かないと1年遅れる」と思い詰める必要はありません。学期や学年の区切りで動くと単位を無駄にしにくいとはいえ、心身の状態がつらいときは無理に区切りを待たず、まずは相談から始めて構いません。

転入・編入の進め方

  1. 今の学校に、退学ではなく「転入」で動けないか先に確認する。在籍したまま手続きできれば、単位や書類のやり取りが一段シンプルになります。
  2. 候補の通信制高校に資料請求し、「今から入れるか」を具体的に聞く。受け入れ時期・必要書類・単位の引き継ぎ方は学校ごとに異なるため、電話や個別相談で直接確認するのが一番早い方法です。
  3. 前籍校に、在学証明書・学籍/就学状況証明書・成績/単位取得証明書の発行を依頼する。発行までに数日かかることがあるため、早めに動いておくと安心です。
  4. 就学支援金の手続き時期も合わせて確認する。転入先が決まったら、学費の実質負担額に関わる支援金の申請時期を早めに押さえておきます。
  5. 子ども本人の意向を確認しながら進める。転入・編入はあくまで手続きです。どのタイミングで動くかは、子どもの心身の状態を最優先に決めてください。

通信制高校は、4月だけがスタートの季節ではありません。単位は積み上げ式で引き継がれるという原則を知っておくだけでも、「もう間に合わない」という焦りは小さくできます。まずは資料請求で、候補校の受け入れ時期を確認するところから始めてみてください。

N高等学校

KADOKAWA・ドワンゴ運営のネット通信制高校|高卒資格を取得できる

ネットを中心に、レポート提出・映像授業で学び進める通信制高校。転入・編入の相談窓口があり、単位の引き継ぎについても個別に確認できます。プログラミングやイラストなど、好きなことを深掘りできる部活動やコースも充実しています。

こんな家庭に: 今の学年の途中でも転入先を探している/単位の引き継ぎを具体的に相談したい/中学卒業後の進路として検討したい

よくある質問

転入と編入、どちらに当てはまるかはどう判断しますか?

今の学校に籍がある状態で移る場合は転入学、すでに退学している場合は編入学です。籍が残っているかどうかで決まるため、迷う場合は転入・編入どちらの相談も受け付けている通信制高校に、まず相談してみることをおすすめします。

年度の途中でも転入できますか?

学校によります。ネットコース中心の通信制高校では随時受け付けているところが多い一方、公立の通信制高校は4月入学のみとしているところが一般的です。志望校の公式サイトや資料請求で「今から入れるか」を確認してください。

単位はどのくらい引き継げますか?

すでに取得済みの単位は原則引き継がれます。ただし学年制の高校に在籍していた場合、年度の途中で転出すると、その年度の途中までの単位は原則として未取得扱いになる点に注意が必要です。単位修得証明書を前籍校に発行してもらい、転入先の学校に確認してもらうのが確実です。

転入前に何を準備しておけばいいですか?

在学証明書、学籍・就学状況証明書、成績・単位取得証明書の3点を前籍校に発行してもらう準備をしておくとスムーズです。発行には数百円程度の手数料がかかることがあります。まずは検討している通信制高校に資料請求し、必要書類の詳細を確認するところから始められます。

学年が遅れずに卒業できますか?

転入のタイミングと単位の引き継ぎ方次第です。多くの通信制高校は単位制のため、取得済みの科目単位を積み上げて卒業を目指せます。学期・学年の区切りで動くと単位を無駄にしにくいとされていますが、心身の状態がつらい場合は無理に区切りを待たず、まずは資料請求や相談で「今からのケース」を確認するのが現実的です。

転入・編入は、思っているより柔軟に動ける仕組みです。単位は原則引き継がれ、通信制高校の多くは年度途中の相談にも応じています。まずは候補校に資料請求して、今の状況で何ができるかを具体的に聞くところから始めてみてください。

参考にした情報(2026年9月時点)
N高等学校・S高等学校・R高等学校 通信制高校への編入・転入の単位と時期は?(公式) / 文部科学省 学校教育法施行規則の一部改正及び単位制高等学校教育規程の制定について / 文部科学省 高等学校通信教育について / ルネサンス高校グループ 通信制高校へ転入(転校)・編入するには

つらさが強いときは、学びより先に休養と相談を。
24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310(24時間・無料)/チャイルドライン 0120-99-7777(毎日16〜21時・無料)

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