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通信制高校は無償になる?
就学支援金の2026年度の変更点と、
上限額・期間・手続き

「高校が無償になったと聞いたけれど、通信制も同じ?」「うちの収入でも対象になる?」――2026年4月に制度が変わり、気になる保護者の方が増えています。この記事では、文部科学省の資料で確認できたことだけを、通信制高校に絞って整理します。学費全体の見方は通信制高校の学費の記事にまとめています。

公開: 2026-10-13 最終更新: 2026-10-13 執筆: KOYA(コヤ) 情報の確認日: 2026-10-13

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この記事の結論
2026年4月(令和8年度)から、高等学校等就学支援金の所得制限が撤廃されました。通信制高校も対象で、定時制・通信制は原則48月まで支給されます。ただし支給されるのは授業料に充てる分だけで、上限額があります。学校が国から受け取って授業料に充てる仕組みなので、家庭に現金が振り込まれるわけではありません。申請は必要で、期日は学校・都道府県ごとに違います。サポート校の費用は対象外です。

2026年度に何が変わったか

文部科学省の通知(2026年3月31日付)と、同省のQ&Aで確認できる主な変更点です。

項目内容
所得制限撤廃。就学支援金の支給にあたって、保護者等の収入の状況を問わない
施行日2026年(令和8年)4月1日
対象者の要件日本国籍の人、特別永住者、永住者などの在留資格をもつ人に限定。対象外になる場合の支援として、別の事業「高校生等・新修学支援」が案内されている
2026年3月31日以前から在籍している人新制度の対象外になる場合でも、経過措置により、所得に応じて旧制度と同等の水準の支援を受けられる
今後法律には、施行後3年以内に支給の在り方を検討する規定がある

ここでいう「無償化」は、文部科学省のQ&Aでも、的確には「授業料を支援する高等学校等就学支援金」だと説明されています。授業料以外の費用まで無料になる制度ではありません。

2027年度(令和9年度)以降の金額は、この記事の数字と変わる可能性があります。文部科学省のページには、令和9年度の概算要求が掲載されている段階です。入学する年度の金額は、必ず文部科学省の最新ページと志望校の資料で確認してください。

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ネットを中心に学ぶ通信制高校。制度の上限額は共通でも、学校ごとの授業料の単価や、入学金・施設費などは違います。実際の請求額に近づけて比べるために、資料でコース別の費用を確認しておくと整理しやすくなります。

こんな子に: 費用の見通しを立ててから学校を選びたい/ネット中心で学びたい/通学コースも選択肢に入れたい

公式サイトに移動します。資料請求・体験の申し込みは内容を見てから決められます。

通信制の上限額の見方

就学支援金には、学校の種類ごとに支給限度額が決まっています。通信制(高等学校の通信制課程)の限度額は次のとおりです(文部科学省 通知・Q&A)。

設置者月額の限度額単位制授業料の限度額(1単位あたり)
国立9,600円4,668円
公立520円336円
私立28,100円13,668円

実際の支給額は、年度のはじめに、学校を通じて通知されることになっています(支給権者が、支給した額を設置者を通じて受給権者に通知する規定)。自分の場合に「いくら引かれるのか」は、入学後の通知や、学校の資料の「就学支援金適用後」の金額で確認するのが確実です。

「月額28,100円」を12か月に直すと33万7,200円ですが、これは上限の単純計算です。履修する単位数や学校の授業料の単価によって、実際の支給額は変わります。この数字をそのまま「年間で戻ってくる額」と受け取らないでください。

対象になる人・ならない人

文部科学省のQ&Aによると、国公私立の高等学校(全日制・定時制・通信制)に在籍する生徒が対象です。次の場合は対象外です。

国籍・在留資格などの要件があり、対象外になる場合でも、在校生は経過措置、2026年4月以降の新入生は世帯年収等の要件を満たせば「高校生等・新修学支援」の対象になることがあります。心当たりのある方は、学校か都道府県に確認してください。

また、住んでいる都道府県とは別の都道府県の通信制高校に通う場合も、国の制度は対象になります。一方、都道府県が独自に上乗せの支援を行っていることがあり、要件は制度ごとに違います。詳しくは、お住まいの(または学校所在地の)都道府県に確認します。

支給期間(原則48月)

就学支援金は、在学していればいつまでも出るものではありません。全日制は原則36月、定時制・通信制は原則48月までです。

手続きと期日

就学支援金は、受給資格を得るための申請が必要です。自動では始まりません。

  1. 入学する高校から、入学説明会のときや入学後に、申請書類が配られます。
  2. 日本国籍の方は、申請をオンラインで行えます。ただし、手続きの方法・提出する書類・提出先・提出期日は、学校や都道府県によって異なります。
  3. 支給は原則として申し込みが行われた月から始まります。期日に遅れないようにしてください。
  4. 提出が遅れそうな場合や遅れてしまった場合は、学校や都道府県に相談します。

就学支援金は、学校の設置者が生徒本人に代わって受け取り、授業料に充てる仕組みです。基本的には授業料を徴収するときに差し引かれますが、学校によっては先に全額を徴収し、あとから差額を還付する方法をとっています。授業料と就学支援金の差額は、保護者が支払います。還付の時期は学校に確認してください。

就学支援金では払えない費用

就学支援金は授業料に充てる支援です。次のような費用は別に考える必要があります。内訳と見方は学費の記事で整理しています。

自分の家庭の「年間の実費」は、数字を入れて確かめられます。 入力は端末の中だけに保存されます。
通信制高校の「年間の実費」シミュレーターを使う →

入学前に学校へ聞くこと

  1. 授業料の単価(1単位あたり)は、いくらか。限度額(私立は1単位13,668円)を上回る分は自己負担になります。
  2. 就学支援金の申請の期日と、必要な書類。入学手続きと同時か、入学後か。
  3. 差し引きの方法。最初から減額されるのか、いったん全額を払って後日還付されるのか。還付はいつか。
  4. 授業料以外の費用の合計。入学金・施設費・教材費・スクーリング費・コース費。
  5. 都道府県の上乗せ支援が使えるか。

2〜3校に同じ質問をして、答えを並べて比べてください。

よくある質問

通信制高校は「無償」になりましたか?

授業料については、国の就学支援金で支えられる仕組みが2026年4月から所得制限なしになりました。ただし支給には上限があり、対象は授業料です。入学金・施設費・教材費・スクーリングの交通費などは対象外で、そのまま実費になります。文部科学省も「いわゆる高校無償化」の正確な表現は、授業料を支援する就学支援金だと説明しています。

世帯の収入が高くても、通信制高校の就学支援金は受けられますか?

2026年4月(令和8年度)から所得制限が撤廃され、保護者等の収入を問わず支給の対象になりました(国籍・在留資格などの要件は別にあります)。新制度の対象外になる場合でも、2026年3月31日以前から在籍している在校生は、経過措置により、所得に応じて従来と同等の水準の支援を受けられる扱いです。

就学支援金は、いつまでもらえますか?

定時制・通信制の課程では、原則48月(4年)まで支給されます。休学した期間の扱いや、全日制から通信制へ転学した場合の計算は、本文の「支給期間」で説明しています。

申請の期日はいつですか?

全国で共通の期日はありません。手続きの方法・書類・提出先・提出期日は学校や都道府県によって異なります。支給は原則として申し込みが行われた月から始まるため、入学後に学校から配られる案内の期日を守ることが大切です。遅れそうなときは、学校や都道府県に相談してください。

サポート校の費用にも、就学支援金は使えますか?

使えません。文部科学省のQ&Aでは、サポート校は就学支援金制度の対象ではなく、通信制高校の授業料が対象と示されています。

出典と確認日

以下はいずれも文部科学省のページです。確認日は2026年10月13日です。制度は改正されることがあるため、最新の内容は各ページでご確認ください。

次に読む1本。 就学支援金のあとに残る「実費」の見方を、手順で整理しています。
通信制高校の学費は結局いくらか。就学支援金の仕組みと「実費」の見方 →
つらさが強いときは、学びより先に休養と相談を。
24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310(24時間・無料)/チャイルドライン 0120-99-7777(毎日16〜21時・無料)

※ 本記事は随時更新しており、掲載内容は更新時点での当方の最新の整理です(最終更新: 2026年10月)。金額・要件は文部科学省の資料にもとづきますが、制度は改正される場合があります。個別の支給額や対象かどうかは、必ず在籍校・都道府県・文部科学省の最新情報をご確認ください。

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