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通信制高校のデメリットは?
後悔しやすい点と、先に確認しておくこと

通信制高校は、自分のペースで学べる反面、「思っていたのと違った」となりやすい点もあります。この記事では、良い面を並べるのではなく、デメリットになりやすい点を事実で整理します。そのうえで、入学前に学校へ聞いておけば防げることをチェックリストにしました。今すぐ決める必要はありません。

公開: 2026-10-12 最終更新: 2026-10-12 執筆: KOYA(コヤ)

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この記事の結論
通信制高校のデメリットは大きく「自分で進める負担」「卒業要件を満たし続ける必要」「進路の出方に差がある」「費用が見えにくい」の4つです。多くは学校ごとの支えの厚さで変わるので、「通信制だからだめ」ではなく、「この学校は、止まったときにどう支えてくれるか」を比べるのが現実的です。統計は文部科学省の公表資料にもとづきます(記事中に出典)。

自分で進める負担が大きい

文部科学省の説明では、通信制高校の学びは、レポート(添削指導)・スクーリング(面接指導)・試験の組み合わせです。動画の視聴などで、スクーリングの時間の一部が免除される場合もあります(文部科学省「通信制高校とは?」)。同じページで、レポートでの自学自習が中心になることも留意点として示されています。

ここは学校による差が最も大きい点です。担任からの定期連絡、オンラインでの質問窓口、通学コースの有無など、「止まったとき」の仕組みを比べてください。

支えの厚さは、資料の「サポート体制」で比べられます。 N高のサポート体制・コースを資料で見る(無料)→

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卒業までに必要なこと

通信制高校を卒業するには、次のような要件があります(文部科学省「通信制高校とは?」、学校教育法施行規則・高等学校学習指導要領にもとづく整理)。

要件内容
修得単位数74単位以上
在学期間原則3年以上(通信制・定時制の修業年限)
特別活動ホームルーム活動を含め、30単位時間以上
単位の認定レポート(添削)・スクーリング・試験を満たして認定

各科目の添削の回数やスクーリングの時間は、科目ごとの標準が定められています(例:国語・数学などは1単位あたり添削3回・面接1時間が標準)。学校によって回数が異なることもあります。「単位を落とすと、次の年度に持ち越し」になる点は、入学前に知っておくと気持ちの準備ができます。

前の学校で修得した単位は、転入・編入のときに引き継げる場合があります。引き継げる単位数は学校の判断になるため、検討中の学校に早めに聞いてください。転入の時期の考え方は通信制高校への転入・編入の記事にまとめています。

進路の統計:全日制との違い

文部科学省の「学校基本調査」では、高校(課程別)の卒業後の状況が公表されています。令和4年度間に卒業した人(令和5年5月1日現在)の状況は次のとおりです(出典:文部科学省「令和5年度学校基本調査」、第13回高等学校教育の在り方ワーキンググループ 参考資料4)。

大学等進学者就職者進路未決定者等(左記以外)
全日制61.6%14.0%4.3%
通信制24.1%19.3%31.5%

通信制では、進路が決まっていない状態で卒業する人の割合が最も大きいと示されています。一方で、この数字をそのまま「通信制は進学できない」と読むのは正確ではありません。

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費用が見えにくい

就学支援金で軽くなるのは授業料の部分で、入学金・教材費・スクーリング費・コース費などは対象外です。サポート校を併用すると、高校の学費とは別に費用がかかります。「授業料が安い」だけで決めると、年間の実費が想定より増えることがあります。

数字の見方は、通信制高校の学費の記事とサポート校の費用の記事で整理しています。

資料の数字を入れて、年間の実費を計算できます。 授業料・スクーリング費・サポート校費を入れると、1年と3年の目安が内訳つきで出て、2〜3校を並べて比べられます(入力は端末の中だけに保存されます)。
通信制高校の「年間の実費」シミュレーターを使う →

友人関係・生活リズム

「誰かと関わらないでいられる」ことは、環境によっては助けになります。お子さんにとってどちらが合うかで、コースを選んでください。見学や体験で、雰囲気を確かめるのが確実です。

入学前に確認したいチェックリスト

デメリットの多くは、入学前に聞いておけば避けられます。資料請求や説明会で、同じ質問を2〜3校に聞いて、表にして比べてください。

  1. 年間の総額は?授業料のほか、入学金・施設費・教材費・スクーリング費・コース費の合計。
  2. レポートが遅れたとき、誰がどう連絡してくれますか?頻度・手段(電話・メッセージ・面談)。
  3. スクーリングは年に何回、どこで?遠方なら交通費・宿泊費も含めて。
  4. 前の学校の単位は何単位引き継げますか?転入・編入の場合。
  5. 進路実績の数字の分母は?卒業者・在籍者・入学者のどれか。
  6. 卒業した人の割合は?公的な一律の数字は見つからないため、学校に直接聞く。
  7. サポート校は必要ですか?高校側の支えだけで続けられるか。

この7点が揃うと、「支えが厚い学校」「費用が重い学校」「自分で進める力が要る学校」の違いが、表で見えるようになります。

N高等学校

KADOKAWA・ドワンゴ運営のネット通信制高校|高卒資格を取得できる

ネットを中心に学ぶ通信制高校。ネットコースのほか通学コースもあります。上のチェックリストの質問(総額・サポート体制・進路の数字の出し方)を、資料で確認する材料として取り寄せておくと比較がしやすくなります。

こんな子に: ネット中心で学びたい/通学コースも選択肢に入れたい/まず資料で学校の説明を見たい

よくある質問

通信制高校の一番大きなデメリットは何ですか?

学習を自分で進める割合が大きいことです。レポート提出・スクーリング・試験を自分のペースで進められる反面、手が止まったときに自分で立て直す必要があります。支えの厚さは学校によって大きく違うため、入学前に確認してください。

通信制高校では卒業できない人もいますか?

在学期間が3年以上、74単位以上の修得、特別活動30単位時間以上という要件を満たす必要があり、途中で進めなくなる人もいます。卒業率を全国一律で示した公的な数字は見つけられなかったため、志望校に「入学者のうち卒業した人の割合」を直接聞くのが確実です。

通信制高校を卒業すると大学に進学できますか?

通信制高校も高等学校なので、卒業すれば高卒資格になり、大学・短大・専門学校を受験できます。ただし文部科学省の統計では、通信制の卒業者の大学等進学率は全日制より低い水準です。学校ごとの進学実績は資料や説明会で確認してください。

通信制高校だと友達はできにくいですか?

登校日が少ないコースでは、同級生と顔を合わせる機会が限られます。一方、通学コースやスクーリング、オンラインの交流の場を用意している学校もあります。友人関係の作りやすさは学校・コースごとの違いが大きいため、見学や体験で確かめるのが確実です。

デメリットが不安なとき、何から確認すればよいですか?

学費の総額、レポートが遅れたときの連絡体制、年間のスクーリング回数と場所、進路実績の数字の出し方の4点です。資料を2〜3校並べて、同じ項目で比べてください。

次に読む1本。 費用の見方が分かると、デメリットの「見えにくさ」はかなり減ります。
通信制高校の学費は結局いくらか。就学支援金の仕組みと「実費」の見方 →
つらさが強いときは、学びより先に休養と相談を。
24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310(24時間・無料)/チャイルドライン 0120-99-7777(毎日16〜21時・無料)

※ 本記事は随時更新しており、掲載内容は更新時点での当方の最新の整理です(最終更新: 2026年10月)。統計・制度・料金・条件は変更される場合があるため、必ず在籍校・文部科学省・各公式サイトの最新情報をご確認ください。

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