KOYA › 学びの選択肢 › 通信制高校のスクーリングとは?日数・回数の目安と、行きにくいときの考え方
通信制高校のスクーリングとは?
日数・回数の目安と、行きにくいときの考え方
「通信制でも、登校しなければいけない日があるの?」「人の多いところが苦手でも大丈夫?」――スクーリングは、通信制高校を考える保護者の不安が集まりやすい部分です。この記事では、制度で決まっていることと、学校ごとに違うことを分けて整理します。今すぐ決める必要はありません。
本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。
スクーリングは、通信制高校で単位を認定されるための対面の授業(面接指導)です。必要な時間数の標準は国が科目ごとに定めていますが、実際の登校日数は学校・コースごとに大きく違います。動画視聴などで減らせる範囲にも上限があります。「行けるか不安」なときは、日数だけでなく、会場・人数・欠席時の扱い・オンラインで受けられる範囲を入学前に確認すると、後悔しにくくなります。
スクーリングとは何か
文部科学省の説明では、通信制高校の学びは次の4つで進みます(文部科学省「通信制高校とは?」)。
- レポート(添削指導):決められた回数のレポートに取り組み、先生からコメントを受ける
- スクーリング(面接指導):先生や他の生徒と対面で学び、質問や実験・実習を行う
- 試験:学んだ内容が身についているかを確認する
- 多様なメディアを利用した指導:インターネットや放送の動画を視聴し、報告課題を提出する。この方法で、スクーリングの時間の一部が免除されることがある
つまり、スクーリングは「毎日通う授業」ではなく、レポートと組み合わせて単位をそろえるための対面の時間です。全体の負担のかかり方は通信制高校のデメリットの記事でも整理しています。
公式サイトに移動します。資料請求・体験の申し込みは内容を見てから決められます。
時間数の標準(文部科学省)
高等学校学習指導要領(通信制の課程の特例)では、1単位あたりの添削指導の回数と面接指導の時間数の標準が、教科ごとに示されています(文部科学省 学習指導要領 総則)。
| 教科・科目 | 添削指導(1単位あたり) | 面接指導(1単位あたり) |
|---|---|---|
| 国語、地理歴史、公民、数学 | 3回 | 1単位時間 |
| 理科 | 3回 | 4単位時間 |
| 保健体育のうち「体育」 | 1回 | 5単位時間 |
| 保健体育のうち「保健」 | 3回 | 1単位時間 |
| 芸術、外国語 | 3回 | 4単位時間 |
| 家庭、情報、専門教育の各教科・科目 | 必要に応じて2〜3回 | 必要に応じて2〜8単位時間 |
たとえば、数学の2単位科目なら、添削指導は6回、面接指導は2単位時間が標準です。理科の2単位科目なら、添削は6回、面接指導は8単位時間です。実験・実習のある科目や体育は、対面の時間が長くなります。
このほか、特別活動(ホームルーム活動を含む)は、卒業までに30単位時間以上の指導を受ける必要があります。
動画視聴などで減らせる範囲
インターネットや放送などの多様なメディアを利用した学習で、報告課題の提出などの要件を満たした場合、面接指導や特別活動の時間数のうち一部を免除できる制度があります。学習指導要領には、次の上限が示されています。
- メディアごとに、面接指導または特別活動の時間数の10分の6以内を免除できる
- 免除の合計は10分の8を超えられない
「動画があるから、ほとんど通わなくてよい」とは限りません。免除の使い方は学校が決めるので、資料の「年間の登校日数」は免除を使った後の数字なのかも、あわせて確認してください。
日数が学校で違う理由
制度で決まっているのは時間数の標準で、登校日数の決め方は学校とコースに任されています。そのため、同じ「通信制高校」でも、次のように大きく違います。
- 年に数日、まとまった日程で登校する形
- 月に数日、決まった曜日に登校する形
- 週に数日、通学コースとして通う形
- 本校以外の会場(協力する施設など)で受けられる形(学校によって異なる)
日数が少ないほど、1日あたりの負担や移動距離が大きくなることもあります。少なければ楽、とは限りません。逆に、通学コースは日数が多い反面、生活のリズムをつくりやすい学校もあります。お子さんに合う形かどうかで選んでください。
行きにくいときに、学校へ確認したいこと
不登校の経験があるお子さんの場合、「人の多い場所に行けるか」が一番の不安になりがちです。次の点は、入学前に聞いておくと見通しが立ちます。
- 会場はどこか。自宅から通える距離か。遠方の場合は、宿泊が必要かどうか。
- 1回に何人くらいが集まるか。別室・少人数での対応があるか。
- 欠席したときの扱い。振り替えの日程があるか、別の会場・方法で受けられるか。
- オンラインで受けられる範囲。免除の使い方と、対面が必須の部分。
- 最初の1回の迎え方。保護者の同伴、事前の見学、慣れるための段階があるか。
これらは、学校の規模や考え方がそのまま出る部分です。2〜3校に同じ質問をして、答えを並べて比べてください。
公式サイトに移動します。資料請求・体験の申し込みは内容を見てから決められます。
交通費・宿泊費の見方
スクーリングの交通費・宿泊費は、就学支援金の対象外で、そのまま実費になります。遠方の本校で受ける場合は、年に数万円単位になることもあります。「授業料が安い」だけで決めると、年間の実費が想定より増えることがあります。
通信制高校の「年間の実費」シミュレーターを使う →
学費全体の見方は通信制高校の学費の記事で整理しています。
N高等学校
ネットを中心に学ぶ通信制高校。ネットコースのほか通学コースもあります。上の「確認したいこと」(会場・人数・欠席時の扱い・オンラインの範囲)を、資料で確認する材料として取り寄せておくと比較がしやすくなります。
よくある質問
スクーリングとは何ですか?
通信制高校で、先生や他の生徒と対面で学ぶ授業のことで、制度上は「面接指導」と呼ばれます。質問や実験・実習を行います。レポート(添削指導)・試験とあわせて、単位を認定される条件になります。
スクーリングは年に何日行くのですか?
全国で一律の日数はありません。文部科学省が定めているのは科目ごとの時間数の標準で、実際の日数や頻度(年に数日、月に数日、週に数日など)は、学校とコースの設計で大きく変わります。志望校の資料で「年間の登校日数」を確認してください。
スクーリングを休むとどうなりますか?
必要な時間数を満たさないと、その科目の単位が認定されない場合があります。振り替えの日程や、別の会場・方法で受けられるかは学校によって違うため、入学前に「欠席したときの扱い」を聞いておくと安心です。
動画を見れば、スクーリングは行かなくてもよいのですか?
いいえ。インターネットや放送などの多様なメディアを使った学習は、報告課題の提出などの要件を満たすと、面接指導の時間数を免除できる制度です。ただし免除できるのは一部で、すべてを置き換えられるわけではありません。上限の考え方は本文を参照してください。
人が多い場所が苦手でも、通信制高校を選べますか?
選べます。スクーリングの日数・会場・人数、別室や少人数の対応、オンラインで受けられる範囲は学校ごとに違います。見学や相談の段階で、お子さんの状況を伝えて確認してください。
通信制高校のデメリットは?後悔しやすい点と、先に確認しておくこと →
※ 本記事は随時更新しており、掲載内容は更新時点での当方の最新の整理です(最終更新: 2026年10月)。時間数の標準は文部科学省の学習指導要領にもとづきますが、制度は改訂される場合があります。実際の登校日数・方法は学校ごとに異なるため、必ず志望校の資料・公式サイトの最新情報をご確認ください。
※ 掲載サービスは、当方が公開情報(運営会社・実績・料金・サポート体制)を調査して選定したもので、当方自身の利用体験に基づくものではありません。効果を保証するものではなく、合う・合わないは必ず無料体験・資料請求等でお確かめください。最新の料金・条件は各公式サイトをご覧ください。
※ 本記事はKOYA(REVIVER合同会社)が運営し、広告収入はKOYAの運営・開発費用に充てられます。 運営者・編集方針はKOYAについてをご覧ください。